二酸化炭素による
地球温暖化が本当なのか?
いろんなところで議論されて
いるが、「分からない」
というのが正直なところ。
その急先鋒であると
思い続けていた
T教授でさえ、最近の
動画で、「分からない」
とこたえていた。
なぜなら、科学者は
未来のことは分からない。
ただ、データを見て、
分析するのが仕事とのこと。
しかし、どうしても一つ言いたい。
脱炭素とは、ほぼほぼ
脱石油。脱化石燃料。
そして、ここ100年、
世界の戦争を見渡せば、
その多くが石油などの
エネルギー資源の奪い合い。
今日、炭焼きを
しながら読書にふけっていた。
その本とは、
「エネルギーの物語」。
マイケル・E・ウェバー教授で
エネルギー資源の専門家の著書。
ここに、明確に
エネルギーの流れ、
そしてその歴史などに
ついて書かれている。
特に私が書き起こしたいのは、
石油と戦争。
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第六章 安全保障
戦争はしばしば資源をめぐって起きる。
資源不足に苦しむ集団が資源を求めて
資源が豊富な集団と戦うこともある。
また資源の制約は社会を不安化する要因となり
兵士を志す者も増える。
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過去の戦争は食料や水、塩などの資源をめぐる戦いだった。
しかし前世紀からの戦争は、特に石油をめぐる戦いになった。
このエピソードは第一次世界大戦、軍事力の機械化に始まる。
世界に拡大した紛争で勝敗を分けたことから、石油の
戦略的価値が高まり、戦う価値のある資源となった。
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「カータードクトリン」P.256
カーター大統領は1980年の一般教書演説で、
中東のとても活発な石油生産の中心地である
ペルシャ湾において、アメリカ軍は世界中にその力を
誇示し、石油タンカーが自由に航行できるような
海軍にシーレーンを守らせた。
特に気がかりなのがチョークポイントだ。
チョークポイントというのは、重要な貿易航路の中で
地形的に狭くなった部分のことで、この地点が軍事的に封鎖されたり、
敵対勢力によって寸断されたりすれば、輸送の流れ
全体が止まってしまう貿易の急所だ。
2015年、世界は一日に」9700万バレル近い石油を消費していた。
その内5900万バレル近くはタンカーで海上輸送され、
その際いくつかのチョークポイントを通過する。
重要なチョークポイントをあげると、ペルシャ湾の出口にあたる
ホルムズ海峡(一日に1900万ばれる、世界の消費の約20%)、
スエズ運河(550万バレル/日)中東から欧州へ。
そしてシンガポールの近くを通りマレー半島とインドネシアの
間に連なる長さ数百キロにもおよぶマラッカ海峡
(アジア向けの1600万バレル/日)がある。
超大型タンカーは一隻で、200万バレルの石油を運ぶ。
1バレル50ドルとして1億ドルの価値がある。
2009年の事件では、ソマリアの海賊がサウジアラビア所有のスーパータンカー
(シリウス・スター)を二か月間拘束した末、
300万ドルという大金と交換で解放した。海賊は世界中で一年間に
何百隻もの船舶を攻撃し、なかでも石油タンカーは
彼らにとって魅力的な獲物で、年間数十隻が攻撃を受けている。
2003〜2017年にかけて総計470隻の石油タンカーが
攻撃を受け、他にも天然ガスとプロパンガスのタンカー133隻が
攻撃を受けている。タンカーへの攻撃がこれほどの頻度になったことで、
世界の石油価格は上昇した。石油のグローバル・サプライチェーンが
このように脆弱なことを見せつけられると、多くの国は
石油輸入量を削減し、可能ならエネルギーを自給自足することを
積極的な関心を示すようになった。
そして、現在緊張感が一層高まっている
台湾海峡。
また、エネルギー資源として、
局在化する石油。
石油の輸出国にとって、
石油の輸出規制は、とてつもない
カードとして使い続けられてきた。
それらからの脱却、つまり
「省エネ」。言い方を変えれば「脱炭素」。
これが、世界の大きな流れのような
気がしてならない。