2008年06月26日

田んぼ(3)

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 私は、小学校6年生の時、ひょうんなことから
わが町、三好町主催の三好子供町議会に
参加することになった。
そして、三好町長の前で子供の目線から
「何か」意見を言わなならんとの先生からの
おたっしであったバッド(下向き矢印)
 
 うーん、困ったexclamation&question
私は当時児童会長。
副会長は活発で頭が良く、
私が大好きだった○○さんexclamation×2
彼女も、一緒に子供議会に行くことに
なっていた。
 男というものは悲しいものグッド(上向き矢印)
どうしても、好きな女の子の前では、
いいカッコしたがるexclamation×2
何か町長に対して、よい意見はないかと
迷いに迷ったふらふら

 ○○さんの方は、
「電灯が足らないので、夜道が恐く、電灯を増やして欲しい。」と。
へ〜、さすがだな〜exclamation×2
そういう視点があったのかexclamation
と、感心した。

 私の方は、全く思い当たらないふらふら
大人になった、今では笑い話であるが、
当時子供の私にとっては、重大な出来事exclamation
「え、えかっこした〜いexclamation」と
考え抜いた。

そして、困ったあげく、
我が家のおじいさんに聞いてみた。

「おじいさん、三好町になんかしてもらいたいことあるグッド(上向き矢印)

そしておじいさんが
「そうだな、境川の上流の方が山を切り開いてしまやがったんで
 もっと上流の方に木を植えてもらったらどうだ。」

「ふ〜ん」
と私は答えたが、それが何になるのか
さっぱりわからないexclamation×2
○○さんの意見は、とてもダイレクトな要望で
分かりやすいexclamation
しかし「木を植えるexclamation&question
当時、正直、「な〜んじゃそりゃexclamation&question
というような感覚だった。

 しかし、田んぼをやり始めてやっと理解できた。
上流に山が、はだかであると、大雨の時に雨水が
一気に川に流れ込んでしまい、その下流では
氾濫しやすい。
50年ほど前に、境川が氾濫したこと
があったらしい。それも、私らの田んぼのすぐ
近くでexclamation

08.6田んぼ 002.jpg

 それとむかしは、この辺の田んぼ(三好町莇生)は、
境川から水を引いていた。
上流に木がしっかり植えてあれば
その落ち葉などから、養分が溶け出して来る。
そして、栄養のある水が田んぼに引ける事になる。
そのような発想があったのかもしれない。

 そう、田んぼと山の保持というのは
川を通して、密接な関係がある。

 神社も森の中に立てられるし、日本人の信仰的な
感覚の中には、森林というものは尊いものという
感覚があるのかもしれない。
われらが氏神様の莇生神社も、森の中に建てられてある。


 また、小学校6年生の時に、近くの藤岡町で
昭和天皇が「しょくじゅさい」に、
お越しになるということで、私も参加するように
と先生に言われた。
 え〜exclamation天皇と「しょくさい」
「しょくじ」ということはイコール「食事」exclamation
へ〜、どんなもん食べれるのexclamation&question
「ナイフ・ホークなんか使ったことないしexclamation&question
と、今になっては笑えるような大いなる勘違いを当時はしていたふらふら
要するに「食事祭」でなくて
「植樹祭」
であった。
そんな事で、天皇陛下が行事として「植樹祭」を
行われることが、強く印象に残ったexclamation
ほんと、あほさ加減にもあきれるような
思い出であるexclamation

 そう、天皇自らが伝統行事として「植樹祭」を
行うということは、日本は植林にむかしから
とても、力を入れているということだ。
また、いたるところで「植樹祭」の式典が
行われている。

 それから、もう一つexclamation
実は9か10世紀頃、日本では世界初
「環境保護法」のようなものがあったらしい。

それは、京都の都付近は当時建設ラッシュで、
山から木を切り出してしまい、 
その周辺はよく川が氾濫したらしい。
そこで、木を切ったら、必ず植林をするというのを
法律を決めたらしいexclamation×2

そう、このように日本は昔から
自然を大切にする民族であったようだ。
それは、なぜかexclamation&question
もちろん、山岳信仰のようなものもあったであろう。
またそうすることが、長い間日本のメイン産業であった
稲作に、必要なことだったからかもしれない。
「田んぼ」と森林というのは、密接な関係があったexclamation
そのようなところから、
森を大切にする文化が生まれたのでは
ないだろうかexclamation&question

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2008年06月25日

田んぼ(2)

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 五月、六月になりと、水浸しになる田んぼexclamation
満月の夜は、月明かりが、田んぼの水面全体に反射して
とても美しい。日本の千年以上続く、原風景である。

 日本の年間降水量は1700mmほど。
そして、そのほとんどが、梅雨のシーズンに
集中する。
 他の国と比較すると、冬に梅雨があったり、
年間を通してあまり、雨が降らなかったり
様々である。
日本は、この梅雨の時期に降水量が集中するのが、
特徴的と言える。

 また、日本の陸地は大変急斜面である。
ある外国人が言っていたそうなexclamation
「日本には、川が一つもない。あるのは流れの
早い渓流ばかりだexclamation」と。
多くの外国人から見て、川とはもっと緩やかで
大きいというようなイメージらしい。
日本は、平野が少なく、山脈地帯が広がっている。

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 雨が集中し、なお国土が急斜面であると言うことは、
本来ならば日本は、川の氾濫が頻繁に起こりやすい
土地柄である。
 しかし、長い間その川の氾濫を、
ある程度抑えているのが
実は、田んぼなのである。

田んぼは、その雨が集中する梅雨に、一番水をプールして
くれる。そう、田んぼとはある意味「ダム」なのであるexclamation
 また、日本は豪雪地帯である。その雪解け水が
集中して流れるのも、実はその時期である。

岩古谷山 002.jpg

 今の流れのように、田んぼがなくなり、山が荒れて
水を吸収しなくなったらどうなるのだろうかexclamation&question
特に、都会では水を吸収しないコンクリートジャングルで
被害が大きくなる。最近では、少しの降水量で都会で水の
災害がある。

 田んぼを守るということは、けして食料自給率を
上げるということだけではないのかもしれない。
ダムの役割も果たし、また日本の文化伝統にも
大きく影響をあたえてきたexclamation

 
posted by hide at 21:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 田んぼ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月24日

田んぼ(1)

画像 053.jpg

 
我が家は、先祖代々の稲作ドン百姓exclamation
今は、勤めながら、休日を利用して
父母と、楽しく田んぼをしている。

 この二人は、夫婦なのに性格が全く違う。
父(71歳)は、とにかく時間など関係なく
自分のペースでゆっくり、丁寧にやるタイプexclamation

母(66歳)は、チャキチャキしていて、
とにかく能率の悪いことが大嫌いexclamation
雑であるが、ぱっぱと指示し、早く終わって
遊びに行きたいタイプexclamation

一日、一緒にやっていると、ケンカばっかりしているexclamation×2
田舎漫才をみているようだexclamation

母が父に
「そんなにゆっくりやっとったら、日が暮れるわちっ(怒った顔)
と言うと、父が
「お母さんは、雑だでいかんわちっ(怒った顔)
と、言い返すexclamation×2
息子からみて、よ〜うこの二人、40年以上も
夫婦やってこれたなあ〜と思えるexclamation

父は、本当に仕事が丁寧な人で、コツコツやるのは、
ほんとすごいexclamation一人で根気よく、黙々と
丁寧に行う。農閑期も、こまめにトラクターで
普通の農家が3回やるところを、5回以上やったり、
、水加減を神経質なぐらい調整したりバッド(下向き矢印)
おかげで、けっこううまい米ができるexclamation

母がよく父のことを言う
「お父さんは、米作りは莇生(我々が住んでる地域)で一番
だが、機械乗るのは、莇生で一番下手だexclamation×2
と、ほめてけなすわーい(嬉しい顔)

私も、30ぐらいから田んぼにめざめたexclamation
私も、だいぶ母のようなタイプ。能率よく
やらないとイライラする。
しかし、最近チョット変わってきた。
能率を求めすげれば、どうしても雑になる。
そうすると、機械がよく壊れたり、失敗して
やり直さなくては、ならなくなったりする。
そういうことが、やっと分かる年齢になったのかなexclamation&question

今は、けっこう田植えなんか大好きだったりするexclamation
同じような顔の家族で、何代もワイワイやりながらやってきた。
田んぼって、我が家にも、我々日本の文化にも大きな影響を
与えてきたと思う。

最近、オヤジもだいぶ歳をとってきた。
母とよく話すが、
あと何年、こんなふうに一緒にやれるかわからないexclamation
そう思うと、この時間がとても貴重に思えてくる。
つべこべ考えても、しょうがないexclamation&question
今を全力で生きようと思うexclamationわーい(嬉しい顔)


 



 

ラベル:莇生 田んぼ
posted by hide at 21:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 田んぼ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする